▼FTP交換 FTP交換とは1995〜1997年頃に行われたファイル交換方法の1つで、FTPクライアントを使用しFTPサーバーを立ててる人との間で割れずを交換するというもの。
FTPを使うファイル交換はWEB割れよりも歴史が古い。
同時期に流行したWEB割れとの違いとしては、割れずのダウンロードをする為にはアップロードもしなければならない「交換(GIVE&TAKE)」という点であり、その形からWEB割れでよく見かけられたDOMと呼ばれる人達が存在しなかったのと、目的のソフトだけを見つけて入手するということについては、WEB割れよりも優れていた点だったことだろう。しかしWEB割れより流行ったというわけではなく、どちらかというとFTP交換は少数派だった。
FTP交換はWEB割れや現在のファイル共有ソフトと比べて、ネット初心者以外にも最初から荒らす目的を持ってサーバーへ入ってくる人も存在した。
そうした荒らしが主に行う方法としては、
1、海外を含む、色々なサイトへ鯖情報等を晒す、または勝手に告知
2、著作権団体または警察へ通報しましたなどのテキストをUP
3、偽ファイル、破損ファイルなどをUP
4、ウイルスをつけたソフトウェアをUP
5、ハッキングソフトの練習を行う
など上記以外にも様々な方法があった。
こうしたことから、FTP交換ではお互いの信頼関係が特に重要視された。
またWEB割れサイトと同様にFTP交換にもオープン・クローズドが存在した。
各FTPサーバにより扱っている物は違うものの、主にやりとりされていた種類は「アプリ」・「PC一般ゲーム(win用)」・「PCアダルトゲーム(win用)」・「ROM」・「MP3」・「アダルト動画」・「アニメ」・「PC98ゲーム」・「DOS/Vゲーム」などがあった。
どのような形で交換されていたのか簡単に説明すると、まずはFTPサーバーを立てた人を探さなければならない。そこでサーバを立てた人達が告知するためのIP告知板という掲示板が出てくる。この掲示板には大体以下のような記述で大量に告知がされていた。
(1)298.123.45.678
(2)アノニ/メアド
(3)レート 1:3
(4)扱うジャンル
(5)FTPサーバ管理者のコメント等
まず、(1)はFTPサーバのIPアドレスとなり、(2)はアノニとメアド(メールアドレス)は、そのFTPサーバーへログインする時のIDとパスワードの設定の仕方、(3)はレート1:3というのは1つ(または1MB)アップロードしたら3つ(または3MB)ダウンロードできますよ、というものである。こうした告知板で目的のFTPサーバを見つけたらそこへログインをし各FTPサーバにあるルール・お約束を守りつつ割れずの交換がなされていたのである。
そんなFTP交換も、2001年ファイル共有ソフトWinMXの登場により状況が変わる。共有ソフト登場直後はそれらを下に見たり、バカにしたりしてFTP交換に残った人も存在したものの、時間が経つにつれて移行する人、FTP鯖からMXの子鯖に変更した人などが現れ徐々に人が減っていき、2002〜2003年初期頃には少数の人が行っているだけになってしまい衰退していた。
2008年現在では割れずの入手手段としては衰退し過去のものとなっている。しかし殆ど絶滅をしたオープンWEB割れとは違い、極々少数にはなってはいるが、いまだFTP交換を行っている人も存在している。戻る