▼Winny 2002年4月に2chダウンロード板内のスレッドにて、
「暇なんでfreenetみたいだけど2chネラー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。もちろWindowsネイティブな。少しまちなー。 」
という書込みから開発が始まり同年5月にはVer1.0が公開された、中央サーバーを必要としない分散型ファイル共有ソフト。
その後、着々と開発は進んでいき2003年にVer2.0が公開。公開直後は利用者数と流通ファイルを多くするため、初期の利用者が既に普及していたWinMXから新作ファイルなどを入手し、それをWinnyネットワーク上で配布するなどをして地道な普及活動を行っていた。
Winnyには利用者同士一対一のファイル交換というものはなく、Winnyネットワークに流れるファイルは誰でも簡単にダウンロードすることが出来るという完全な共有ソフトであったのと、純国産であったため最初から日本語対応していること、簡単な操作性、匿名性の高さ、MXに比べて各利用者による面倒なルールが無いなどから徐々に利用者が増えていき、書店で関連書籍や紹介雑誌が数多く並ぶほど普及した。
この頃には、検索をすれば各種ソフト、新曲、公開前の海外映画、コミック、小説と流れていないジャンルは無いのではないかと思うほど様々なファイルが大量に出回った。しかし偽ファイルやウイルスも多く出回り、それに引っ掛かった初心者のHDDのデータが消去されたり、重要な個人情報ファイルなどがWinnyネットワークに出回ってしまい、TVニュースや新聞などで報道されてしまうほど悪い面で話題になることが続いてしまった。
利用者・流通ファイルやその種類も膨大な数になり全盛期を迎えていたWinnyだったが、2004年に京都府警が開発者である47氏の逮捕と解説サイトを運営していた管理者宅へ家宅捜索を行ったことや、Winnyでもすでに複数の利用者の検挙があったこと、プロバイダによる規制、その他の優れたファイル共有ソフトの開発・登場があり、Winnyの独走という状態ではなくなりつつあった。
しかし中央サーバーを必要としない第2世代P2Pであったため、WinMXのような公式サーバー閉鎖による利用者数激減という状況やWEB割れのようなあっという間の衰退にはならず、専門雑誌・書籍以外でもTVなどのメディアで多く取り上げられたこともあり幅広い年代にも知れ渡っていたためか、いまだに利用者数が多いファイル共有ソフトの1つである。
ACCSの2007年9月の調査の段階では、Winnyが約26万4000ユーザー、Shareは約20万ユーザーだった。ただしWinny利用者は減る一方なのに対しShareは増加傾向、という結果が出ている。戻る